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お看取りをさせていただいて感じたこと

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お看取りをさせていただいて感じたこと

更新日:2018/11/30

閲覧ありがとうございます。看護師の辻森です。

EST訪問看護ステーションではターミナルケアにも力を入れており、一人一人の利用者様とのご縁を大切に心を込めて看護させていただいています。開業してまだ5ヶ月ですが、これまで4名の利用者様をご自宅でお見送りさせていただきました。利用者様とご家族の人生にお邪魔して、私自身1人の人間として学ぶことが多いと感じる毎日です。

今回、私達が1年間お付き合いさせていただいた末期癌の利用者様Aさんとの出会いを通して感じたことをお話させていただきます。

Aさんとの出会いは病院での退院カンファレンスでした。その時にご家族は「こんなに身体に管が入っていて退院したらどうしようと思っていた、自分達のためにこんなに沢山の方が集まって会議を開いてくれて感激です」と仰っていました。

患者様以上に傍で介護をするご家族は不安を抱えているものです。主治医の先生や病棟看護師さん、退院調整看護師さんと連携し、安定した在宅療養を送ることができ、最期の望みであった家族旅行も叶えることができました。

旅行から帰宅後すぐに連絡があり緊急訪問した時には、感動して涙を浮かべながら旅行で見た景色や楽しかったことを生き生きと話してくださりました。

「病気じゃないみたい」が口癖だったAさんは、大切なご家族と住み慣れたわが家で生きることで心が満たされ、笑顔で穏やかな日々を過ごすことができたのだと思います。そして最期はご自宅で安らかにご家族に見守られながら旅立たれました。

数時間前まで笑顔でお話をされ、お気に入りのワンピースを着ていつものベッドに横になられているその表情は、本当に穏やかで微笑んでいるようでした。ご家族とアルバムを見ながらAさんの思い出を話した時間は、ご家族皆様が笑顔でAさんの旅立ちに満足された様子でした。

QOL(quarity of life 生活の質)という言葉があるように、QOD (quarity of death 死に方の質)という言葉があります。死に方の質の高い希望死、満足死、納得死を迎えることが在宅療養ならできるということがA様との関わりを通して実感しました。

これからも利用者様の人生に関わらせていただけることに感謝しながら、利用者様のために自分に何が出来るかを追求し、利用者様のための看護をしていきたいと思っています。

この場をお借りして、日頃からEST訪問看護ステーションを支えてくださる訪問診療や病院の先生方、看護師の皆様、居宅介護事業所の皆様、連携する訪問看護ステーションの皆様、医療介護関係職種の皆様には感謝申し上げます。

まだまだ至らぬ点が多い私達ですが、EST訪問看護ステーションを選んで良かったと思っていただけるような看護を提供できるよう努力して参ります。今後ともよろしくお願い致します。
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